- 【マンション管理】管理費・修繕積立金の“適正額”をチェックするポイント
- マンションの管理費や修繕積立金は、建物の維持や将来の大規模修繕に欠かせない“ライフライン”。しかし、その金額が適正かどうか判断できず不安を抱える管理組合も少なくありません。ここでは、適正額をチェックする際の主なポイントを整理します。
まず **管理費** は、管理会社への委託料、共用部の電気代・清掃費、設備点検費など、日常管理に必要な経費の集まりです。周辺の同規模マンションの水準と比較したり、業務内容と費用が見合っているか、契約内容に過不足がないかを確認することが重要です。
一方 **修繕積立金** は、長期的な建物の維持に使われる資金。適正額を判断するためには、
・長期修繕計画が現実的か
・大規模修繕に必要な費用が見込まれているか
・将来的に資金不足にならないか
といった点をチェックします。計画が古いままでは適正額の判断ができないため、定期的な見直しが必須です。
不安がある場合は、マンション管理適正化支援法人に相談することで、第三者の中立的な視点から適正性を確認できます。適切な管理費・修繕積立金の設定は、資産価値と安心の維持に直結します。